株式会社SMBC信託銀行プレスティア(エスエムビーシーしんたくぎんこうぷれすてぃあ、英語:SMBC Trust Bank Ltd.)は、2013年に発足した三井住友フィナンシャルグループ(SMBCグループ)傘下の信託銀行で、三井住友銀行の100%子会社です。メガバンクとしては唯一グループ内に信託部門を持っていなかったSMBCグループにおける初の信託銀行となっています。
【三井住友信託銀行とSMBC信託銀行の違い】
三井住友信託銀行とSMBC信託銀行は同じ「三井住友」という名前を冠していますが、それぞれ独立した全く異なる銀行です(SMBCとは三井住友銀行という意味)。
【三井住友信託銀行とは】
まず、「三井住友信託銀行」は2011年に住友信託銀行と中央三井信託銀行の2銀行が合併して誕生した信託銀行です。日本国内では5位の規模を誇る銀行になります。
三井住友という名前を冠しているので大変ややこしいのですが、基本的には三井住友FG(三井住友銀行など)との資本関係はありません。
【SMBC信託銀行とは】
三井住友FGとの資本関係は無い三井住友信託銀行に対し、「SMBC信託銀行」は三井住友銀行の100%子会社です。これが両者の一番の明確な違いとなります。
三井住友FGの中に信託銀行が当初無かったため作ろうということで、2013年に設立された銀行となります。
その後、2015年11月には32支店・預金2兆4,400億円を持つシティバンク銀行のリテールバンク部門と統合し規模を拡大し、PRESTIA(プレスティア)というブランドで事業を展開してきました。つまり旧シティバンク銀行がSMBC信託銀行となった、という認識で間違いではありません。
【SMBC信託銀行プレスティアの特徴】
SMBC信託銀行プレスティアを利用する主なメリットには次のものがあります。
外貨に強い
上述の通りSMBC信託銀行プレスティアはシティバンクの事業を引き継いだ経緯もあり、外貨に強い信託銀行です。
2016年11月24日~12月5日に日本経済新聞社によって実施された「第13回金融機関ランキング」調査では、「外貨預金の品ぞろえが充実」の項目で第1位となっています。具体的なサービスとしては以下があります。
- 海外送金手数料が他校と比べて安い
- 種類豊富な外貨預金に対応している
- 世界200以上の国や地域で、円預金を現地通貨で引き出せる
- 米ドルをアメリカのATMで引き出せる外貨キャッシュカード(米ドル決済専用キャッシュカード)
また、アメリカを拠点としグローバルに展開してきたシティバンクの基盤を利用しているため、トラブルが少なく、もしトラブルが発生してしまった場合にも素早くスムーズに対応してもらえます。
外貨以外のサービスのメリット
外貨以外のサービスでも、以下のようなメリットがあります。
最大5億円まで融資可能な住宅ローン
1週間や2週間という超短期の定期預金(円貨&外貨)に対応している